
G検定 直前48時間チェックリスト【2026年5月 第3回】
試験まで残り数日。テキストを最初から読み返す時間はもうありません。
直前期に得点を伸ばすのは、絞った復習と当日の動線の2つです。残り時間を点数に変える行動だけ、ここに並べます。
この記事で分かること:
- 残り48時間で得点を1段押し上げる5つの行動
- 当日のタイムテーブルとオンライン100分の時間配分
- 不合格でも7月の第4回に半額で再挑戦するルート
2026年第3回 G検定の試験概要を3行で
第3回は2026年5月8日(金)〜5月10日(日)の3日間で開催されます。
オンラインと会場で試験時間が違うので、自分の枠を先に確認しておきましょう。
| 項目 | オンライン試験 | 会場試験 |
|---|---|---|
| 試験日 | 5月8日(金)〜10日(日) | 5月8日(金)〜10日(日) |
| メイン枠 | 5月9日(土) 13:00〜 | 5月9日(土) 13:00〜 |
| 試験時間 | 100分 | 120分 |
| 出題数 | 小問145問 | 小問145問 |
| 形式 | 多肢選択式 | 多肢選択式 |
| 受験料 | 一般 13,200円 / 学生 5,500円(税込) | 同左 |
(出典: JDLA 2026年第3回 申込開始のお知らせ、JDLA G検定 公式ページ)
合格点は非公開です。直近の合格率は77%前後で推移しており、おおむね正答率7割あたりが目安と言われています。
直前48時間で絶対やるべき5つのこと
新しい範囲に手を出すと、かえって得点は下がります。残り48時間でやるのは、すでに学んだ範囲の精度を上げる作業だけです。
1. 模試を1セット解き直す(弱点の上位3カテゴリだけ深掘り)
通読より模試の解き直しのほうが、点数の伸びは大きいです。
- 1回ぶん(145問前後)を時間制限付きで解く
- 間違えた問題と、迷って当たった問題をリスト化
- 正答率の低い上位3カテゴリだけ、解説を熟読
- 全カテゴリを均等に復習するのはやめる(時間切れになる)
模試は本番と同じ100分で計ってください。ペース感覚が体に入ります。
2. シラバス2024改訂部分の頻出キーワードを暗記
2024年5月にシラバスが改訂され、2024年第6回試験から新範囲が出題されています。生成AI関連は出題頻度が高い領域です。
公式テキスト第3版で改訂された範囲を確認できます。
最重点は次の5系統です。
- Transformer / Self-Attention(GPT・BERTの基礎)
- RAG(検索拡張生成)
- Diffusion Model(画像生成の主流手法)
- RLHF(人間のフィードバックによる強化学習)
- スケーリング則(モデルサイズと性能の関係)
加えて法律・倫理範囲も再整備されました。個人情報保護法、著作権法、AI事業者ガイドラインの出題が増える傾向です。
3. 受験票・本人確認書類・クーポンコードの最終確認
当日のトラブルは事前準備で潰せます。前日の夜までに次のものを揃えておきましょう。
- 受験予約確認メール(プリントアウト推奨)
- 顔写真付き本人確認書類(運転免許証・パスポート・マイナンバーカード)
- 再受験割引、AI For Everyone割引のクーポンコード(適用済か再確認)
- 申込時のメールアドレスとパスワード(受験ログイン用)
会場試験を選んだ人は、集合時間と会場までのアクセスも前日に再チェック。
4. オンライン受験者は機材と通信環境のリハーサル
自宅環境のトラブルは、そのまま失点につながります。前日のうちに必ず一度リハーサルしておきましょう。
| 確認項目 | 推奨設定 |
|---|---|
| PC | フル充電+電源アダプター接続 |
| 通信 | 有線LANまたは安定したWi-Fi |
| ブラウザ | 最新版+他タブ・ソフトを終了 |
| 周辺音 | 家族通知・宅配便の時間指定回避 |
| 照明 | 画面反射のない位置に調整 |
| 飲み物 | 蓋付きをPC外側に配置 |
検索しながら解ける形式とはいえ、頼りすぎると100分は足りません。検索は迷ったときの最終手段、と決めておくのが安全です。
5. 試験前夜は新しい範囲を捨てて睡眠を取る
直前の徹夜は逆効果。新しい範囲を入れても定着しないし、当日の判断速度が落ちます。
- 23時には学習を切り上げる
- 寝る前は、すでに解いた模試の解答だけを流し読み
- チートシートは翌朝の見直し用に枕元へ
- 睡眠は6〜7時間を確保
145問を100分で捌くのに必要なのは集中力。睡眠時間の確保が、直前期の最優先事項です。
試験当日のタイムテーブル — 朝起きてから受験開始まで
5月9日(土)13:00開始の枠を想定して、当日の動きを並べます。自分の枠に合わせて時刻はずらしてください。
| 時刻 | オンライン受験 | 会場受験 |
|---|---|---|
| 7:00 | 起床・朝食 | 起床・朝食 |
| 9:00 | チートシート見直し(30分) | 会場へ移動開始 |
| 10:00 | 模試の間違い問題だけ再確認 | 会場最寄り駅で軽食 |
| 11:30 | 軽食・水分補給 | 会場到着・席確認 |
| 12:00 | PC再起動・他ソフト終了 | 受付・身分証提示 |
| 12:30 | 受験URLにアクセス・ログイン確認 | 着席・問題確認 |
| 12:55 | カンペ・飲み物を手元に | 試験開始準備 |
| 13:00 | 試験開始 | 試験開始 |
朝食は抜かないこと。低血糖は判断速度を落とします。試験直前の30分は、新しい範囲に手を出さずチートシートだけを眺めるのが無難です。
試験中の時間配分戦略 — 1問41秒で145問を捌く
オンライン試験は100分・145問。単純計算で1問41秒です。
会場試験は120分なので1問49秒。どちらにせよ、悩む時間はないという前提で動きましょう。
100分を4ブロックに分ける(25分×4)
ブロックごとに目標を決めておくと、焦りが消えます。
- ブロック1(0〜25分): 1〜36問。AI概論・機械学習基礎で確実に得点
- ブロック2(25〜50分): 37〜72問。ディープラーニング要素技術
- ブロック3(50〜75分): 73〜108問。生成AI・応用例・最新動向
- ブロック4(75〜90分): 109〜145問。法律・倫理を一気に
- 最後の10分: 飛ばした問題と見直し
ジャンル別のだいたいの配分は次のとおりです。

迷ったら飛ばすルールと検索の使い分け(オンラインのみ)
オンライン受験は検索が許されています。ただ、全問を検索しながら解くと確実に時間切れです。
- 30秒考えて分からない問題は即フラグを立てて飛ばす
- 検索はブロック4が終わってからまとめて使う
- 検索ワードは専門用語そのまま、公式や信頼できる解説を狙い撃ちする
- Wikipediaやブログを長文で読まない(時間が溶ける)
残り10分のチェック動作
最後の10分は、新規回答ではなく見直しに使います。
- フラグを立てた問題を最優先で確認
- 即送信形式なので、未回答ゼロを最終確認
- 確信のある問題には触らない(書き換えで落とす事故が多い)
頻出キーワード チートシート【シラバス2024 #6改訂対応】
8章構成のうち、出題比重が高い分野からキーワードを抜粋しました。前夜と当日朝に流し読みする用です。
機械学習基礎
- バイアスとバリアンスのトレードオフ
- 教師あり・教師なし・強化学習の違い
- 過学習とその対策(正則化、ドロップアウト、データ拡張)
- 評価指標: 正解率・適合率・再現率・F値・AUC・RMSE
- 交差検証(k-fold)
ディープラーニング要素技術
- 活性化関数: ReLU、Sigmoid、tanh、Softmax、Leaky ReLU
- 最適化手法: SGD、Momentum、AdaGrad、RMSProp、Adam
- ネットワーク構造: CNN、RNN、LSTM、GRU、Encoder-Decoder
- 正則化: L1・L2、ドロップアウト、バッチ正規化
- 勾配消失問題と残差接続(ResNet)
生成AI領域【最重点】
2024年改訂で一気に追加された範囲。配点比重も高いと見られている領域です。
| キーワード | ひと言で言うと |
|---|---|
| Transformer | Self-Attentionだけで作られた系列変換モデル |
| Self-Attention | 文中の各単語の関連度を一度に計算する仕組み |
| GPT | 自己回帰モデル(次の単語を予測) |
| BERT | マスク言語モデル(穴埋め問題で学習) |
| RAG | 外部知識を検索して答えに反映させる手法 |
| Diffusion Model | ノイズから徐々に画像を生成する仕組み |
| NeRF | 複数視点の画像から3Dシーンを再構成 |
| RLHF | 人間の評価を報酬として強化学習で微調整 |
| スケーリング則 | モデル・データ・計算量の増加と性能の関係 |
| 基盤モデル | 大規模事前学習済みで多用途に使えるモデル |
AI法律・倫理
- 個人情報保護法(要配慮個人情報、仮名加工情報、匿名加工情報)
- 著作権法(学習データの利用、生成物の権利、30条の4)
- AI事業者ガイドライン(経産省・総務省)
- EU AI Act(リスクベースアプローチ、高リスクAIの規制)
- 説明可能性(XAI)、公平性、トロッコ問題
直近5回の合格率と難易度の体感
直近の合格率は77%前後で安定。第3回も同水準と見てよさそうです。
| 回 | 試験日 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年 第6回 | 2024年11月 | 6,850名 | 5,027名 | 73.4% |
| 2025年 第4回 | 2025年7月 | 7,440名 | 5,833名 | 78.4% |
| 2025年 第5回 | 2025年9月 | 7,924名 | 6,051名 | 76.4% |
| 2025年 第6回 | 2025年11月 | 10,350名 | 8,005名 | 77.3% |
| 2026年 第2回 | 2026年3月 | 12,027名 | 9,265名 | 77.0% |
(出典: JDLA 2025年第6回開催結果、JDLA 2026年第2回開催結果、JDLA 2025年第4回、JDLA 2025年第5回)
累計受験者は約18万人、累計合格者は約12万人を突破しています。直近の傾向はこう動いています。

7割以上が受かる試験、と捉え直すと、直前期に焦って新範囲に手を出すより、既知の範囲の精度を上げるほうが筋が通ります。
不合格だった場合の次回(第4回/2026年7月)切り替え動線
不合格でも傷は浅め。再受験割引があるので、次回への心理的ハードルは思ったより低いです。
再受験割引(半額・730日有効)の使い方
- 対象: 前回受験から2年以内(730日以内)
- 割引: 一般6,600円 / 学生2,750円(半額)
- 適用範囲: オンライン試験のみ・個人申込のみ
- 適用方法: 合否通知メール記載のクーポンコードを申込時に入力
- 注意: 会場試験・団体申込は対象外
(出典: JDLA G検定 よくある質問)
第4回の試験日: 2026年7月3日(金)〜5日(日)
第4回は2026年7月3日(金)16:00〜と7月4日(土)13:00〜のオンライン2日開催です。第3回不合格から約2ヶ月で再挑戦できます。
(出典: JDLA 2026年年間スケジュール)
不合格通知から申込までの最短ルート
判断に迷ったら、次のフローを参考に動いてみてください。

あと数点で不合格、かつ実務でAIをすぐ使う予定があるなら、迷わず第4回に再挑戦するのが最短ルートです。一方で大差で不合格だったり、実務利用がまだ先なら、7月を無理に狙う必要はありません。学び直しに時間をかけたほうが結果的に近道になります。
別資格や学び直しに切り替える場合は、AIキャリアに特化したエージェントに相談すると次の一歩が決めやすくなります。
合格後にやること — キャリアパスと次の資格
合格はゴールではなくスタート。資格を取って終わりにせず、次の一手に繋げましょう。
- 社内DX推進チームへの異動希望を出す
- 副業案件にAI活用スキルを掛け合わせる
- E資格やデータサイエンティスト検定にステップアップ
- 生成AIパスポートで生成AI領域のリテラシーを補強
詳しい進路選びはAI活用キャリアの完全ガイド、別資格との比較は生成AIパスポートとG検定の違いを読むと判断材料が増えます。
学習法そのものを見直したい場合はG検定の勉強法と難易度で、合格までの全体像をもう一度整理できます。
よくある質問
Q. 直前48時間で公式テキストを通読できなければ間に合いませんか?
通読は不要。模試の解き直しと弱点上位3カテゴリの復習に絞ったほうが得点は伸びます。テキストは該当箇所だけを引く使い方で十分です。
Q. オンラインと会場、どちらが受かりやすいですか?
直近の傾向だとオンラインの合格率がやや高めです。自宅で環境を整えやすく、検索も使えるため。ただしオンラインは100分と時間が短くなります。ペース配分に自信がない人は、120分の会場試験のほうが向いています。
Q. 計算問題はどれくらい出ますか?
G検定は計算より、知識と概念理解の比重が高い試験です。数式の暗記より、何のためにその手法があるかを押さえるほうが得点に直結します。
Q. 検索しながら解いていいって本当ですか?
本当です。ただし全問を検索すると100分では終わりません。30秒考えて分からない問題だけフラグを立てて飛ばし、ブロック4後にまとめて検索する。この使い方が現実的です。
Q. 当日に高熱が出たらキャンセルできますか?
キャンセル規定は試験回ごとに定められます。受験料の返金可否や次回への振り替えは、JDLAのキャンセルポリシーで必ず事前に確認しておきましょう。
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